top of page


金木犀が香る季節に~「肺」をいたわる東洋医学の秋の養生~
鍼灸院へ向かう道のりで、ふと風に乗って感じる金木犀の香り。どこか懐かしく、その優しい香りにつつまれると、自然と深呼吸がしたくなりますね。 金木犀が香るこの秋の季節の心と体のケアについて、東洋医学的にどう考えるのか触れてみましょう。 東洋医学では、体の働きを「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」で考え、それぞれの季節の特徴が対応しています。 秋は、五臓の中で「肺」と関わりのある季節なのです。 「肺」は、“気”と“呼吸”をつかさどる臓。乾燥に用枠、心の面では「悲しみ」と関係します。 秋になると、 ・空気が乾燥して咳が出やすくなる。 ・肌やのどの潤いがなくなる。 ・なんとなく気分が沈みやすい こうした変化は、まさに「肺」のサインです。 この時期は、呼吸やお肌の潤いを守ることが大切になってきます。 <秋の養生①呼吸を深めるケア> 1.朝の深呼吸で「肺」を開く ・朝の空気は澄んでいて、肺を養うのに最適。 ・背筋を伸ばし、ゆっくり「鼻から吸って、口から吐く」 ・ポイントは「吐く息を長~く」副交感神経が優位になり、心も落ち着きます。 💡東洋医学では「呼吸=気の巡り」
6 日前


更年期~体からのサインを見逃さない~
先日、女性鍼灸師フォーラム主催の学習会「東洋医学でひもとく~更年期の世界~」に参加しました。講師は、泉州統合クリニックの中田英之先生。 その中で印象に残った先生の言葉・・・ 「体力の限界を知り、“できないことは、できないと断ること”が更年期を乗り越えるための大事なコツ」 皆さんは、断るということをできていますか? 更年期を迎える女性の現実 中田先生は、更年期の女性の多くがこのような環境にあると紹介されていました。 ・親の介護 ・子供の自立や就職 ・仕事では管理職や責任のある立場 ・自分の時間が取れない ・体力の低下や睡眠の質の変化 50歳前後は、心も体も「頑張りのピーク」と「限界」が重なる時期。 これまでのように“何でもこなす”ことが難しくなり、ホットフラッシュ・倦怠感・イライラ・不眠といった体からのサインが現れやすくなると。 さらに、更年期の女性を車のエンジンに例えてくださり、さらに分かりやすく説明してくださいました。 エンジンに例える「更年期の体」 ・積み荷が重い ・エンジンの馬力が低下(ホルモンの低下・消化機能の低下) ・タイヤがすり減って
10月15日


虹が教えてくれる自然の調和
今日のお昼、小雨の降る空に、ふと晴れ間がのぞいたと思ったら、二重の虹が現れました。グレーの雲の向こうに、そっと色をにじませる虹を見ていると、なんだか心がほっと温まりますね。 ~昔の人が見た虹の意味~ 虹の色は古代の中国では七色ではなく、主に“五色(青・赤・黄・白・黒)”で語...
10月1日


美容鍼ってどう効くの?
美容鍼+刺さない鍼の経絡リンパ(フェイスマスク)の施術がセット
ダブルの施術でしわ・たるみ・乾燥の改善と肌のターンオーバーを促進
6月11日


プレコンセプションケアとは…未来の“幸せな私”を支えるケア
先日参加した「日本不妊カウンセラー学会」のシンポジウムで心に深く残った講演がありました。テーマは、「心理士から見たプレコンセプションケア」。 その中で繰り返し語られていたのは、“たとえ児を得ることが叶わなくても、自分の人生を...
6月7日


なぜ今、世界で鍼灸が注目されているのか ~心のケアと鍼灸~
先日「精神看護」という専門誌にとても興味深い特集が載っていました。 タイトルは、「なぜ今、世界で鍼灸が注目されているのか」 「えっ、鍼灸が“肩こり”や“腰痛”に効くものじゃないの?」ッと思った方も多いかもしれません。 でも実は、 心のケアにも鍼灸が役に立つかもしれない...
5月7日


緩和ケアと鍼灸~鍼灸ががんサポートにおいて果たす役割~
鍼灸ががんサポートにおいて果たす役割
5月1日


疲れが取れないあなたへ|鍼灸で整える「慢性疲労と自律神経の回復
藤沢・湘南 凛鍼灸院 「寝ても疲れが取れない」「いつも体が重だるい」「やるきがでない」... そんな慢性的な疲れ、実は“自律神経の疲労”が関わっているかもしれません。 先日、医療セミナー「疲労と鍼灸」から学んだ内容をもとに、現代人の疲労とその背景、そして鍼灸の可能性についてわかりやすくお伝えします。 【なぜ現代人はこんなに疲れているの?】 最新の調査によると、日本人の8割近くが「疲れを感じている」と回答し、そのうち4わりが、“高頻度で疲れている”という深刻な結果が出ています。 ◇疲労には様々な原因が複雑に絡み合っています。 ・精神的ストレス(仕事・人間関係) ・環境ストレス(音・光・情報過多) ・運動不足・過度の肉体活動 ・睡眠・リズム障害 ・感染・消耗性疾患(後遺症なども含む) 特に「ストレスや光の刺激」で交感神経が優位となり、副交感神経(リラックスモード)に切り替わらないことで、“体が常に緊張状態=戦闘モード”に。 これが筋肉の緊張・胃腸の不調・睡眠の質の低下などへつながっています。 【疲労の3大サイン】 脳が出す疲労のサインはこの3つ 1
4月30日


「女性に多い腰痛、その理由と鍼灸の深い働き」
腰は、“身体の要(かなめ)”
骨盤とホルモン、自律神経にやさしく鍼灸でアプローチ
3月31日


産後ケア~母乳が足りない?そんなときに鍼灸ができること~
「母乳が足りていないかも...」 そんな不安を抱えるママは少なくありません。 赤ちゃんがしっかり飲めているか心配になったり、自分を責めてしまったり。 でも大丈夫。お母さんの心と体を整えりことで、母乳はもっと自然に出るようになることもあります。鍼灸にはそのお手伝いができる力が...
3月30日


つわりを軽くする方法...鍼灸という選択
~妊娠初期のつらさに、そっと寄り添う東洋医学~ 妊娠初期に多くの方が経験する「つわり」。 吐き気、嘔吐、胸やけ、唾液の増加、においに敏感になる...など、その症状は人によって様々です。中には、食事がほとんどとれなkなるほどつらい思いをされる方もいらっしゃいます。...
3月1日


妊娠中のむくみ・こむら返り~妊娠期のマイナートラブルと鍼灸ケア~
妊娠時のマイナートラブルのケア:鍼灸&日常生活の注意点
2024年12月2日
bottom of page
