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呼吸が変わると体が変わる|ピラティスで整う自律神経と東洋医学の視点
ピラティスを初めて1年。 一番最初に感じた変化は、「呼吸が深くなった」ことでした。 レッスンのたびに「吸って」「吐いて」と声を掛けられるたび、最初のうちは頑張って大きく息を吸ってもなかなか胸郭は広がらず・・・「あれ?私って、これくらいしか息を吸えなかったかな・・・」という感覚に戸惑いました。 けれども、2~3ヶ月経ち、寝る前にベッドで深呼吸をしたときのこと。以前より胸の動きが柔らかくなって、たくさんの空気が肺に流れ込んでいるのを実感しました。「あぁ。深呼吸って、こんなに気持ちいいんだ。」と実感したんです。 ☆呼吸が整うと、自律神経が整う 深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせてくれます。ストレスで浅くなっていた呼吸が整うと、体温や血流、消化機能も自然とバランスを取り戻します。 ピラティスでは、横隔膜や肋骨周りをしっかり使うため、呼吸筋そのものが鍛えられ、日常の呼吸までスムーズに。 「疲れにくくなった」「寝つきが良くなった」と感じる方も多いのでは。 私もピラティスにいた日は、良い眠りを迎えることができます。 ☆東洋医学か
5 日前


金木犀が香る季節に~「肺」をいたわる東洋医学の秋の養生~
鍼灸院へ向かう道のりで、ふと風に乗って感じる金木犀の香り。どこか懐かしく、その優しい香りにつつまれると、自然と深呼吸がしたくなりますね。 金木犀が香るこの秋の季節の心と体のケアについて、東洋医学的にどう考えるのか触れてみましょう。 東洋医学では、体の働きを「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」で考え、それぞれの季節の特徴が対応しています。 秋は、五臓の中で「肺」と関わりのある季節なのです。 「肺」は、“気”と“呼吸”をつかさどる臓。乾燥に用枠、心の面では「悲しみ」と関係します。 秋になると、 ・空気が乾燥して咳が出やすくなる。 ・肌やのどの潤いがなくなる。 ・なんとなく気分が沈みやすい こうした変化は、まさに「肺」のサインです。 この時期は、呼吸やお肌の潤いを守ることが大切になってきます。 <秋の養生①呼吸を深めるケア> 1.朝の深呼吸で「肺」を開く ・朝の空気は澄んでいて、肺を養うのに最適。 ・背筋を伸ばし、ゆっくり「鼻から吸って、口から吐く」 ・ポイントは「吐く息を長~く」副交感神経が優位になり、心も落ち着きます。 💡東洋医学では「呼吸=気の巡り」
6 日前


季節を味わう~冬瓜と秋から冬の養生~
朝夕の空気が少しずつひんやりしてきて、秋の深まりを感じるころになりましたね。 先日、スーパーで冬瓜(とうがん)を見かけて、思わず手にとり食卓に。 名前に「冬」と尽きますが収穫の旬は夏から初秋。保存がきくため、美味しく頂けることから「冬瓜」と呼ばれてきたそうです。 冬瓜を使った料理で私のお気に入りは・・・「冬瓜と鶏ひき肉のあんかけ」です。柔らかな冬瓜に、優しい旨味がとろりと絡むこの組み合わせは、心も体もほっと温まります。 薬膳の基本書には、冬瓜について次のようなことが書かれています。 ・性質:涼性(体の余分な熱を鎮める) ・味:甘味(胃腸を補い、やさしく働く) ・帰経:肺・大腸・小腸(このあたりに作用しやすいとされる) ・働き:利水作用(体の余分な水分を外へ出す) 夏に受けた熱や湿気を体の外へ出し、むくみをとる作用があるとされています。秋から冬にかけては、夏に消耗した体をゆっくり整えたい時期。 冬瓜は消化にもやさしく、温かいあんかけにすることで胃腸を冷やさず、美味しく養生できます。ショウガなどを加えるとさらに体にもよく、美味しさもアップしますよ。.
10月7日


虹が教えてくれる自然の調和
今日のお昼、小雨の降る空に、ふと晴れ間がのぞいたと思ったら、二重の虹が現れました。グレーの雲の向こうに、そっと色をにじませる虹を見ていると、なんだか心がほっと温まりますね。 ~昔の人が見た虹の意味~ 虹の色は古代の中国では七色ではなく、主に“五色(青・赤・黄・白・黒)”で語...
10月1日


夕暮れに足を止めて
先日、我が家のわんこと一緒に、いつもと少し違う散歩コースを歩いていた時のこと。 ふと目の前に広がったのは、茜色から紫いろへと変わっていく空…その向こうに静かに佇む富士山の姿でした。 一日の終わりに訪れる夕暮れのひと時。ただ立ち止まったほんの数分の出来事。それなのに忙しい一日...
9月21日


2025.夏の思い出
この夏は、湯河原豊かな自然と、美味しい料理に癒されながら、心と体をゆったりと養う一日を過ごしてきました。 旅行において楽しみといえば、やはり「食」…これは外せませんよね。 湯河原に行く先を決めた後、お宿を決める際、食事優先でまず検索を開始。...
9月20日


ホタルの光と東洋医学~自然と調和する養生の知恵~
◇ 谷戸の蛍に癒されて 先日、凛鍼灸院のある天神町の谷戸に、源氏ホタルの鑑賞に出かけました。辺りが薄暗くなり始めた頃、ひとつ、ふたつと小さな明かりがふわふわと現れ、想像していたよりもその光は力強く、お互い誘い合うように光り、飛び交かっていました。...
6月7日


「自然と祈りにふれて-ベトナムで感じた“内側から整う”感覚
◇ 心がほどけていくハロン湾の景色 エメラルド色の海に浮かぶ奇岩群と、静かに進む船。 風がやさしく肌をなで、目の前の景色をただ眺めるだけで、自分の呼吸が深くなっていくのが分かりました。 東洋医学では、自然い触れることで“気”の巡りが整うと言われています。...
5月1日


ベトナムで見つけた、“食べる養生”~ハノイのやさしいごはん~
ベトナム・ハノイを旅して感じたのは、食のやさしさと香りの豊かさ。 ふんだんに使われるハーブや、体をあたためるスパイス、新鮮な食材。 それらが自然と体を内側から整えてくれることに気がつきました。 今回は、ハノイで出会ったベトナム料理と東洋医学の視点を重ねてご紹介します。...
4月21日


雨の日の不調、それって“気象病”?
気圧に負けないカラダづくり、鍼灸で出来ること
4月1日


養生/足湯
暦の上では春になりましたが、まだまだ体に「冷え」を感じている方も多いのではないでしょうか。 先日、 泉州統合クリニック院長の中田英之先生の講義を受ける機会がありました。そのお話の中で、体に良いことを取り入れる「養生」の中でも「足湯」がお勧めとのことでした。...
2月26日


天然素材にこだわる患者着
6月からリネンとコットンを使用した患者様着をご用意しました。この患者着を身に着けることで、施術の時間をよりリラックスしていただきながら、元気を取り戻していくお手伝いをします。
2024年8月3日
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