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受験期の子供の体をそっと支えると
~鍼灸師として母としての私の体験談~ 受験期の子供を見ていて、「こんなに頑張っているのに、大丈夫かな」と胸がぎゅっとなったことはありませんか。 受験生を支える立場になると、 「体調を崩さないで欲しい」 「本番で力を出し切って欲しい」 そんな思いが、親の中に自然と生まれます。 私自身、鍼灸師として臨床に立つ一方で、受験期を迎えた子供を持つ母親でもありました。 その受験期を振り返り、鍼灸で受験生を支えることもできること実感できた体験について触れてみたいと思います。 受験期の体は思っている以上に緊張している 受験勉強が本格化する頃から、子供たちの体には、少しずつ変化が出てきました。 体に触れてみると、肩や首、背中はカチカチで呼吸も浅く、心身ともに疲れているとわかる様子が見て取れました。 いずれも「受験生によくあること」と言えばそれまでですが、こうした状態は緊張や不安が長く続いているサインでもあります。 鍼灸は、もともと自律神経の調整や筋肉の緊張を緩和、睡眠の質の改善に関与すると言われていて、やさしい刺激で体を整える方法のひとつです。...
2025年12月19日


金木犀が香る季節に~「肺」をいたわる東洋医学の秋の養生~
鍼灸院へ向かう道のりで、ふと風に乗って感じる金木犀の香り。どこか懐かしく、その優しい香りにつつまれると、自然と深呼吸がしたくなりますね。 金木犀が香るこの秋の季節の心と体のケアについて、東洋医学的にどう考えるのか触れてみましょう。 東洋医学では、体の働きを「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」で考え、それぞれの季節の特徴が対応しています。 秋は、五臓の中で「肺」と関わりのある季節なのです。 「肺」は、“気”と“呼吸”をつかさどる臓。乾燥に用枠、心の面では「悲しみ」と関係します。 秋になると、 ・空気が乾燥して咳が出やすくなる。 ・肌やのどの潤いがなくなる。 ・なんとなく気分が沈みやすい こうした変化は、まさに「肺」のサインです。 この時期は、呼吸やお肌の潤いを守ることが大切になってきます。 <秋の養生①呼吸を深めるケア> 1.朝の深呼吸で「肺」を開く ・朝の空気は澄んでいて、肺を養うのに最適。 ・背筋を伸ばし、ゆっくり「鼻から吸って、口から吐く」 ・ポイントは「吐く息を長~く」副交感神経が優位になり、心も落ち着きます。 💡東洋医学では「呼吸=気の巡り」
2025年10月23日


季節を味わう~冬瓜と秋から冬の養生~
朝夕の空気が少しずつひんやりしてきて、秋の深まりを感じるころになりましたね。 先日、スーパーで冬瓜(とうがん)を見かけて、思わず手にとり食卓に。 名前に「冬」と尽きますが収穫の旬は夏から初秋。保存がきくため、美味しく頂けることから「冬瓜」と呼ばれてきたそうです。 冬瓜を使った料理で私のお気に入りは・・・「冬瓜と鶏ひき肉のあんかけ」です。柔らかな冬瓜に、優しい旨味がとろりと絡むこの組み合わせは、心も体もほっと温まります。 薬膳の基本書には、冬瓜について次のようなことが書かれています。 ・性質:涼性(体の余分な熱を鎮める) ・味:甘味(胃腸を補い、やさしく働く) ・帰経:肺・大腸・小腸(このあたりに作用しやすいとされる) ・働き:利水作用(体の余分な水分を外へ出す) 夏に受けた熱や湿気を体の外へ出し、むくみをとる作用があるとされています。秋から冬にかけては、夏に消耗した体をゆっくり整えたい時期。 冬瓜は消化にもやさしく、温かいあんかけにすることで胃腸を冷やさず、美味しく養生できます。ショウガなどを加えるとさらに体にもよく、美味しさもアップしますよ。.
2025年10月7日


虹が教えてくれる自然の調和
今日のお昼、小雨の降る空に、ふと晴れ間がのぞいたと思ったら、二重の虹が現れました。グレーの雲の向こうに、そっと色をにじませる虹を見ていると、なんだか心がほっと温まりますね。 ~昔の人が見た虹の意味~ 虹の色は古代の中国では七色ではなく、主に“五色(青・赤・黄・白・黒)”で語...
2025年10月1日
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