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季節を味わう~冬瓜と秋から冬の養生~

  • 執筆者の写真: 凛鍼灸院
    凛鍼灸院
  • 10月7日
  • 読了時間: 2分

朝夕の空気が少しずつひんやりしてきて、秋の深まりを感じるころになりましたね。

先日、スーパーで冬瓜(とうがん)を見かけて、思わず手にとり食卓に。

名前に「冬」と尽きますが収穫の旬は夏から初秋。保存がきくため、美味しく頂けることから「冬瓜」と呼ばれてきたそうです。


冬瓜を使った料理で私のお気に入りは・・・「冬瓜と鶏ひき肉のあんかけ」です。柔らかな冬瓜に、優しい旨味がとろりと絡むこの組み合わせは、心も体もほっと温まります。


薬膳の基本書には、冬瓜について次のようなことが書かれています。

・性質:涼性(体の余分な熱を鎮める)

・味:甘味(胃腸を補い、やさしく働く)

・帰経:肺・大腸・小腸(このあたりに作用しやすいとされる)

・働き:利水作用(体の余分な水分を外へ出す)


夏に受けた熱や湿気を体の外へ出し、むくみをとる作用があるとされています。秋から冬にかけては、夏に消耗した体をゆっくり整えたい時期。

冬瓜は消化にもやさしく、温かいあんかけにすることで胃腸を冷やさず、美味しく養生できます。ショウガなどを加えるとさらに体にもよく、美味しさもアップしますよ。


旬の食材を取り入れることは、自然のリズムに沿った養生です。旬のものを食卓に並べ、胃腸をいたわり、鍼灸のケアと共に季節の変わり目を上手く乗り越えていきましょう。


                                             胃腸の不調・むくみなどの女性の悩みには、凛鍼灸院

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