呼吸が変わると体が変わる|ピラティスで整う自律神経と東洋医学の視点
- 凛鍼灸院
- 5 日前
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ピラティスを初めて1年。
一番最初に感じた変化は、「呼吸が深くなった」ことでした。
レッスンのたびに「吸って」「吐いて」と声を掛けられるたび、最初のうちは頑張って大きく息を吸ってもなかなか胸郭は広がらず・・・「あれ?私って、これくらいしか息を吸えなかったかな・・・」という感覚に戸惑いました。
けれども、2~3ヶ月経ち、寝る前にベッドで深呼吸をしたときのこと。以前より胸の動きが柔らかくなって、たくさんの空気が肺に流れ込んでいるのを実感しました。「あぁ。深呼吸って、こんなに気持ちいいんだ。」と実感したんです。
☆呼吸が整うと、自律神経が整う
深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせてくれます。ストレスで浅くなっていた呼吸が整うと、体温や血流、消化機能も自然とバランスを取り戻します。
ピラティスでは、横隔膜や肋骨周りをしっかり使うため、呼吸筋そのものが鍛えられ、日常の呼吸までスムーズに。
「疲れにくくなった」「寝つきが良くなった」と感じる方も多いのでは。
私もピラティスにいた日は、良い眠りを迎えることができます。
☆東洋医学からみた「呼吸」の大切さ
東洋医学では、呼吸は「気(エネルギー)」の出入り口。
肺は「気」を取り込み、全身に巡らせる重要な臓器とされています。
つまり、呼吸が浅い=気の巡りが滞り、だるさや不安感を生む原因に。
深い呼吸は、身体のすみずみに「気」を届け、心の安定にもつながります。
凛鍼灸院からひと言
鍼灸でも、呼吸の浅さは自律神経の乱れや冷え・不眠のサインとして捉えます。
ピラティスで「呼吸の通り道」を作り、鍼灸で「気の流れ」を整える。
この2つを組み合わせることで、より深いリラックスとエネルギーのバランスが生まれます。




