呼吸が変わると体も変わる
- 凛鍼灸院
- 2月25日
- 読了時間: 3分
更新日:3月3日
「最近、呼吸が浅いなあ・・・」
更年期世代の方から、そんな言葉をよく耳にします。そして、私もその中の一人でした。
自分の健康づくりのためにピラティスを始めて1年余り、最初に感じた体の変化は、「呼吸が深くなったこと」。
ふとベッドで横になり深呼吸をしたときのこと。「あれ?呼吸がしやすいかも!」胸の奥までふわっと広がるような感覚が広がりました。「背中に呼吸が入る感覚」ピラティスを続けている人が感じる変化だそうです。
それでは、なぜ呼吸が深くなったのでしょう?
①胸郭の可動性があがるから
呼吸は肺が動いているのではなく、肋骨(胸のかご)と横隔膜など呼吸に関係する筋肉が動いています。この「肋骨のかご(胸郭)」が広がることで、空気が入りやすくなるのです。
息を吸うと、肋骨は外側に広がり、少し持ち上がるように動きます。
でも、姿勢が崩れていたり、胸が閉じていると、この肋骨の動きが小さくなり、呼吸が浅くなります。
ピラティスでは:
・肋骨を横に広げる
・背中側に空気を入れる意識
・横隔膜・肋間筋・腹横筋の協調
を繰り返します。
更年期世代は特に
・姿勢の崩れ(背中が丸くなりやすい=円背など)
・肋骨の硬さ
・呼吸補助筋の過緊張(僧帽筋・胸鎖乳突筋など)
が起こりやすいと考えられます。
→胸郭が広がりにくい
→呼吸が浅くなる
ピラティスで胸郭の可動性があがると
✔肋骨が横に広がる
✔横隔膜がしっかり下がる
✔肺の換気量が増える
これらのことから、「空気の入り方が違う」ように感じられるのかもしれません。
②呼吸筋(横隔膜と腹横筋などが協調するから)
ピラティスは「コア」を使います。
コア=体の中心を安定させる仕組み(みぞおち~骨盤までの筒状に部分)
・横隔膜:(上のふた)呼吸の筋肉で、数と下がり、吐くとあがります。
呼吸とコアの安定に関係します。
・腹横筋:(コルセット)お腹を横に巻く筋肉。天然のコルセットと言われます。腰を守る役割が大きいです。
・骨盤底筋:(下のふた)骨盤の底にある筋肉。内臓を支える・排尿・排便・姿勢の安定に関わります。
・多裂筋:(背骨の安定)背骨のそばにある小さな筋肉。姿勢を支える大事な筋肉。
です。
これらは呼吸と連動しています。横隔膜がしっかり動くと、副交感神経が優位になりやすくなります。
→呼吸が深くなる
→リラックスしやすい
→「呼吸が楽」という体感になる
③呼吸を意識するから
実はこれが一番大きいかもしれません
普段の呼吸は無意識。
ピラティスでは:「今、吸っている」「肋骨が広がっている」「吐きながら体幹を安定させている」と神経を再教育していきます。神経は使うほど賢くなると言われています。
呼吸を意識することで、呼吸筋の神経支配がスムーズになり、動きやすくなる。これは運動学的にも理にかなっていそうですね。
東洋医学で考えると?
宗気(そうき)との関連
東洋医学では、胸には「宗気」という気が集まるとされています。
宗気は、
・呼吸
・心臓の働き
・声の力
に関わるとされています。
胸が閉じ、呼吸が浅くなると、なんとなく元気がでない感じがしませんか?
胸が開き、呼吸が深くなると、気が巡りやすくなります。
私はピラティスを通して、「胸が開くっててこういうことなんだ」と体感し、以前より少し元気になった感じがします。




