「自然と祈りにふれて-ベトナムで感じた“内側から整う”感覚
- 凛鍼灸院
- 5月1日
- 読了時間: 2分
更新日:5月14日
◇心がほどけていくハロン湾の景色
エメラルド色の海に浮かぶ奇岩群と、静かに進む船。
風がやさしく肌をなで、目の前の景色をただ眺めるだけで、自分の呼吸が深くなっていくのが分かりました。
東洋医学では、自然い触れることで“気”の巡りが整うと言われています。
都会の喧騒から離れ、目や耳、肌で感じいるハロン湾の自然が心の緊張をほぐしてくれた気がします。
◇洞窟で出会った“陰”の力
日中の蒸し暑さとは打って変わって、洞窟の中はひんやりとして静寂。
岩の間から差し込む光に照らされた空間は、まるで異世界のようでした。
陰の空間は交感神経を鎮め、自律神経を整える時間を与えてくれます。
「涼しさ」「静けさ」「自然のマイナスイオン」-それは東洋医学でいう“陰”の力そのもので、心身を深く落ち着かせてくれました。

◇歴史の中で心を静める-ハノイ大教会
夜のライトアップに浮かびあがる、荘厳なステンドグラスと尖塔。
祈りの場に身を置くことで、自然と姿勢が正され、呼吸が整っていく感覚がありました。
祈りの空間か“心を整える場所”としての養生効果があると言われています。
それが宗教的な意味だけでなく、“静かに座る時間”としても、私たちの中に調和を生むのだと思います。

◇ベトナムの旅では、料理だけでなく、自然や建物、静けさの中にも“整える力”があることを改めて感じました。
それはまさに、にちじぃうで失いがちな「陰陽のバランス」を取り戻すような時間。
自然に触れ、静けさを味あう-それが自分の中の“気の巡り”を整える一番の養生かもしれませんね。