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産後ケア(母乳不足)

執筆者の写真: 凛

更新日:2024年11月24日


<乳汁分泌不全>乳汁分泌不全とは、産後2~3日中に分泌されてくる乳汁の分泌が非常に少ないことを言います。乳汁分泌不全かどうかは、新生児の体重や一般状態、乳汁分泌の状態、乳房の緊満の有無などから総合的に判断します。

<原因>①疲労や精神的不安定、栄養不足、下垂体機能不全などの全身的なもの。②乳腺発育不全、乳房形成術の既往などの局所的なもの。③赤ちゃんの吸う力が弱い。④オキシトシン性射乳機能、乳管の開通不全、それに伴う残乳による血流の変動や神経反射を介した乳汁産生機転の阻害によるもの。

<現代医学的鍼灸>乳房基底部の緊張を緩和していくことや、肩甲骨周囲や乳汁分泌に関連する四肢のツボに円皮鍼療法を行っていきます。乳房マッサージの併用の効果的と言われています。 <東洋医学的鍼灸>①気血両虚による少乳脾・胃を元気にし、気血の生成を高めていきます。鍼と灸を併用していきます。②肝鬱気滞肝の気の滞りを改善し、気血及び乳汁の分泌や射乳をスムーズにしていきます。

🌷当院での母乳不足感への鍼灸治療乳汁の産生・分泌に関連のある経絡・ツボを選択しアプローチしていきます。(乳房への刺鍼は行いません。)お産や育児で消耗した腎気を補い、乳汁の分泌促進だけではなく全身の元気を底上げしていきます。必要に応じて、セルフケアの指導も行います。乳房マッサージ(事前に申し出必要:料金加算あり)や無料での授乳・育児についてのアドバイスのご希望があればご相談ください。これらにも対応できるのが当院の強みです。

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