卒乳とは?
- 凛鍼灸院
- 5月16日
- 読了時間: 4分
~「やめる」ではなく、親子で少しづつ離れていく時間~
「最近、おっぱいを欲しがる時間が減ってきた」
「そろそろおっぱい卒業かな?」
そんなふうに感じ始めると、少し嬉しいような、でもどこかで寂しいような気持になるママも多いかと思います。
授乳は栄養だけでなく、赤ちゃんにとって ‟安心” そのもの。
だからこそ、おっぱい卒業には “その子らしいペース” があります。
最近は、「無理にやめる」のでなく‟卒乳”という考え方が広まっています。
今回は助産師の視点から、卒乳についてやさしく解説します。
<卒乳とは?>
卒乳とは、赤ちゃんがママのペースに合わせながら、少しづつ授乳を終えていくことを言います。
例えば
・授乳回数を徐々に減らす
・夜だけ授乳を続ける
・寝かせつけだけ授乳をする
・自然に欲しがらなくなるまで待つ
など、その形は様々です。
一方で、「断乳」は、仕事復帰や次回に妊娠希望などの理由で、ある日を境に授乳を終えることを指します。
最近は、
「昼は保育園、夜だけ授乳」
「ねかせつける時だけ授乳」
という‟部分卒乳”を選らぬご家庭も増えています。
‟完全にやめる”だけでなく、親子に会った形を選べる時代になってきています。
<卒乳に正解の時期はありません>
「1歳までにやめたほうがいい?」
「まだおっぱい飲んでいるの?」
そんな言葉に悩んでしますママも少なくありません。
でも、本来おっぱい卒業のタイミングは、親子ごとに違うものです。
WHO(世界保健機構)では、2歳以降までの授乳も推奨されています。
一方で、日本では1歳前後で卒乳を考える方も多く、それぞれに理由があります。
大切なことは、
‟他人と比べること”ではなく、
‟親子にとってむりがないこと”
赤ちゃんの成長も、ママの気持ちも、取り巻く環境もそれぞれ違って当たり前なのです。
<卒乳をスムーズにすすめるコツ>
①少しずつ授乳回数を減らす
いきなりやめるのではなく
・昼間の授乳を減らす
・外出時は授乳をしない
・授乳時間を短くする
・遊びや興味あるもので時間を空ける
など、少しづつすすめていくと、赤ちゃんんも受け入れやすくなります。
また、急激に授乳を減らすと、乳房トラブルにつながることもあるため、ママの体にも‟ゆっくり”が大切です。
②「おっぱい以外の安心」を増やす
授乳には、栄養だけでなく、‟心を落ち着かせる役割” もあります。
そのため卒乳時期には、
・抱っこ
・添い寝
・絵本
・スキンシップ
・やさしい声かけ
・ベビーマッサージ
など ‟安心できる時間” を増やしてあげることが大切です。
「おっぱいがなくても安心できる」
そんな経験を重ねながら、赤ちゃんは少しづつ成長していきます。
③無理に進めすぎない
保育園や引っ越し、体調不良等、大きな環境変化があるときは、赤ちゃんも不安定になりやすいものです。
そんな時は
「今はタイミングじゃないのかも」
と、一度立ち止まって見ることも大切です。
須つ乳は、‟予定通りに進めること”よりも、‟親子が安心して進められること”の方が大切です。
<卒乳後、ママの心と体にも変化が起こります。>
須つ乳後は、授乳中に分泌されていた「オキシトシン」や「プロラクチン」などのホルモンが変化し
・いらいらしやすい
・涙もろい
・気持ちが不安定
・疲れが抜けない
などと感じることもあります。
また、睡眠不足や育児疲れが重なり、自律神経も乱れやすい時期でもあります。
そんなときは、一人で頑張りすぎなくて大丈夫です。
<産後の心と体を整えるケアとして>
卒乳の時期は、赤ちゃんだけでなく、ママにとっても大きな節目。
授乳を終えることは、愛情が減ることではありません。
抱っこしたり、笑いあったり、手をつないだり。
これからも違った形で、親子のつながりは深まっていきます。
「ここまでよく頑張ったな。」
そんな風に、自分自身にもやさしく声をかけてくださいね。
凛鍼灸院では、助産師としての視点も大切にしながら、妊娠・出産・育児期の女性の身体や気持ち寄り添います。
鍼灸では、産後の自律神経の乱れや疲労感、肩こり、不眠などをやさしく整えるケアとして取り入れることができます。
是非、試してみてください。




