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五十肩でお悩みの方へ

  • 執筆者の写真: 凛
  • 2023年8月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月9日

~つらい方の痛み、鍼灸でやさしくケアしませんか?~


40~60歳代に多く見られる「五十肩」は正式にhあ肩関節周囲炎と呼ばれ、肩の痛みと制限が主な症状です。服の脱ぎ着や紙を結ぶといった日常の動作が難しくなり、生活の質を大きく下げてしまいます。


一見「そのうち治る」と思われがちですが、適切なケアを行わないと、痛みや可動域の制限が長引くことがあります。鍼灸はそんな五十肩の回復を易しく、そして自然に後押しする治療法です。


五十肩の3つ病期と特徴


①疼痛期(発症~数週間~数ヶ月)


・漠然とした痛みから始まり、次第に悪化

・運動時痛・安静時痛の出現

(方だけでなく二の腕まで痛みが広がることも)二の腕まで痛みが広がることも

・眠れないほどの痛みで辛い夜が続く

(寝る姿勢によっても痛みが強く出るため、痛みの出ない体勢を探すようになる。痛みでなかなか眠れない。寝返りを打つと、肩や腕に痛みが走り目が覚めてしまう。)

・日常生活の動作が辛くなる(衣類の脱ぎ着・トイレ時のスボンや下着の上げ下げ・お風呂で体や髪を洗う動作時)

・痛みが辛いので肩を動かさないいことで可動域がさらに狭くなる


②拘縮期(約4~12ヶ月)


・運動時の激痛や安静時痛が軽減してくるが、肩が固まり動きが悪くなる。

・腕が上がらない・背中に手が回らない

・放置すると筋力低下や回復の遅れにつながることも


③回復期(発症から1年ほど)


・徐々に痛みが和らぎ、動きも改善してくる

・ストレッチや引導両方で関節の柔軟性回復を促すことが大切


鍼灸でできる五十肩のケア


<疼痛期>

鍼灸治療で肩や腕の痛みの悪化を防ぐことを最優先します。炎症の鎮静と血流促進を目的に鍼灸と超音波(LIPUS)を併用し治療の効果を底上げしていきます。


<拘縮期>

残っている痛みをやわらげつつ、拘縮(関節のこわばり)を緩めていくことを中心に考えます。肩のセルフストレッチや運動療法アドバイスを行います。


回復期

回復を妨げる慢性炎症や血行不良を整えながら、肩回りの筋肉の柔軟性と動きを回復していきます。鍼灸の継続で回復をサポートし、再発予防につなげます。


東洋医学的に見た五十肩とは?


五十肩は、東洋医学では「痺症(ひしょう)」や「肩痺(けんぴ)」と呼ばれ、経絡の気血の滞りや寒湿(冷え・湿気)による侵入が原因と考えられています。

鍼やお灸で経絡の流れを整え、冷えや湿気を追い出すことで、自然治癒力を高め、痛みを和らげることができます。


最後に・・・


五十肩は、適切な時期に適切なケアを行うことで、回復までの期間が短くなり、つらさも軽減されます。

「自然に治るのを待つ」のではなく、「今の痛みをやわらげ、快適に過ごすための方法として鍼灸を受けていただきたい。

私自身も五十肩の辛い時期がありましたが、整形外科の通院と鍼灸を併用したことでずいぶんと痛みが軽減し、日常生活が楽になった経験があります。


五十肩かも・・・と気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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